大田康太郎の絵で綴る中ノ嶋ライト

【中ノ嶋ライト 絵日記 最終回】
さようなら、そしてありがとう 編○ 作・大田康太郎

 

 

「中ノ嶋ライト」、無事全ステージ終了いたしました。大好評の内に幕…お出でいただいた方、本当にありがとうございました。

...

これにて稽古絵日記も幕となります。

 

絵日記を書く上で、皆さんの僕個人的な好きな所をいっぱい見つけました。
今までは読んでいただく皆様へ書いていたのですが、今日は最後なのでキャストの皆さんや劇団員へ、手前味噌となりますが書きます。お付き合いいただけましたら幸いです。

永田さんは走り方が大好き、青春なんだなぁ。どんな走り方って?上手くは説明出来ないが、とにかく彼女にしか出来ない走りをする。

 

櫻井さんは実はとても活発的、そして男らしい。おそらく今回のキャストの中で、一番男らしいに違いないと思う。

 

渡辺さんは本当にズッコケが上手い!!、関東の人やのに…初見の目に狂いはなかった!彼の昭和喜劇映画が見たい。

 

酒井さんは肉体美がカッコいい!!股割りしてる姿はヴァン・ダムだ。アップでもバレエしてるし。いてくれるだけで頼りになる。

 

永島さんは、見るとニコニコしてしまう。辛い時は彼女を見つめる。しみじみ陽の人だと思う。なぜだろう?全てを超越した感情からくるものなのか?

 

川口さんは、コメディエンヌ!!何度も笑いかけた。大真面目にやるからこそだが、本当に面白いんだもん。「ホットショット」のチャーリー・シーンみたい。

 

山本さんは、全部好き!!インテリジェンスの塊で、それがにじみ出ている。憧れちゃうよ。彼女のようになりたい。大好きです。

 

滝本さんは、本当に芝居が好きな人。また今回もしみじみ思う。諦めない。せめて、それに応えてあげたいと思う。本当にガムシャラ、ここまで一生懸命だと頭しか下がらない。

 

中西さんは、僕と良く似ている。似て非なるものだが。スナフキンみたいな自由人。僕と同じく、ガチャガチャが好き。集める種類は違うが…同じ匂いがするぜ…でも僕はスナフキンじゃないぜ。

 

こんな人たちに囲まれていると僕はちょっと情けなくなる。皆さん、とても愛らしくて、魅力的だ。で、我に返る。自分は果たして、この人たちのように愛らしく、魅力的か?…ないな。この人たちのようになれたらなぁ。

 

よくよく考えたら僕は、ここまで共演者を知ろうとした事はなかったかもしれない。ただ何となく、皆を書きたくなっただけなのですが。
そんなチャンスを与えてくれて、皆さんありがとうございます。皆さんを好きになれたので、絵日記も筆が進みました。

 

そんな皆様とお別れするのは大変しのびないです。
ならば皆様、もう一度再集合!!さよならは言いません!!けれども、中ノ嶋ライト稽古絵日記はこれにて幕。今まで読んでいただきありがとうございました。
また、お会いしましょう。

PS
今回はもう一枚オマケの大サービス。「中ノ嶋ライト」劇中で使われたウェルカムボードだ!酒井さんと川口さんだね。劇中だからフルカラーなんだなぁ。追伸をPSと書くと、どうしても「PSアイ・ラブ・ユー」を思い出す。名曲だ。だから、吹き出しの中も「アイ・ラブ・ユー」…お後がよろしいようで。

 

 

【中ノ嶋ライト 絵日記 10】
本番直前 編 ○ 作・大田康太郎

 

6日がなくなってしまった事に気付いた。すっかり、次の日は本番をやるつもりでいた。つまり、勝手に僕だけ7日を過ごしていた事になる。無くなったと思っていた一日が増えた事で、なんか得した気分になった。軽い脳内タイムスリップ現象だ。焦ってたのかな?疲れてたのかな?最近、忙しかったから。と、言うのも、ついに本番、「劇」小劇場へと小屋入りしました。

小屋入りの朝は早い…。インスタントコーヒーの懐かCMみたいだが、本当に早い。めざましテレビに出てる人たちを本気で尊敬します。そして重労働。なんやかんや重いから。櫻井くんなんてマーサさんのピアノを運んでくれた。劇場に来たピアノは、男四人でも親の仇かと思うぐらい重かったのに。ありがとう、重かったね、櫻井くん!

もちろん他の皆さんも馬車馬のように働いた。みんなクタクタになったでしょう、ありがとうございました。それを仕切ってくれたのが酒井さん!!あの大きな手は伊達じゃない!!豊臣か、徳川か!本当に助かった。酒井さんが今日いなかったら…、ともしも話を考えたが、怖くて夜泣きしそうなんでやめた。カッコいい!!間違いなく、中ノ嶋ライト女性陣の男性ランキング、只今ブッチギリ第一位だ!二位は僅差で櫻井くん!

夜になって舞台は完成した。すっかり舞台上は中ノ嶋ライトの事務所だ。ここまで作りこんでくれた舞監の大河原さんに感謝!!そして美術協力の奥村さんも駆けつけ!、舞台全体を見ていただいた。奥村さん、わざわざ本当にすみません。程なくして、場転の稽古が始まった。衣装を来た皆さんが舞台上に立ち、頭上に裸電球たちが灯ると何とも摩訶不思議な世界となった!!カッコいい!!すばらしい明かりを作ってくれたのはお馴染みのショウデンさん!!本当にいつも素敵な明かりをありがとうございます。そして、そこにマーサさんの生演奏が…!!

さぁ、まさに舞台は整った!!後は我々が皆様にお見せするだけとなりました。最後の最後まで粘って、皆様に「中ノ嶋ライト」をお届けいたします。6日はわすれても、8日は忘れないで下さい!!いよいよ2月8日から「中ノ嶋ライト」本番です!劇場で皆様に御会い出来ますように。お待ちしております。

 

 

【中ノ嶋ライト 絵日記11】
ラブバトル編○ 作・大田康太郎

 

 

あと数日後に迫った「中ノ嶋ライト」も本番。
稽古をしていて肌で感じた事がある。それはキャストの皆さんがチームになったと言う事、少し前まではお互い知らない者同士だった。...
もちろん知ってる方、共演した人だっていた。ただ以前と今では稽古場の空気が違う。

これがチームワークと言う物か。キャストの皆さんが楽しそうに演じている。いつもなら、気付かぬ内にそうなっているものだが、今回は気づいた。
これは「愛」である、キャストの演じるキャラクターへの愛。台詞を覚えただけでなく、自分の一部みたいになってきたのかも。
そして、作・演出の滝本さんの作品への愛。生みの親になる訳だから愛は一層深い。つまり稽古場では、その愛と愛とがぶつかり合う訳だ。

キャストが、考えてきた己れのキャラクター愛故の演技プランをぶつければ、演出の滝本さんも、生みの親故の深い愛で応える…これは愛の壇之浦か?、愛の源平合戦か?、それとも愛の関ヶ原?、天下分け目の愛の陣か?。まさに、OH!「ラブバトル」!! でも、我らキャストのラブバトルの相手は少々手強い。

僕は演助もやっていまして、滝本さんと打ち合わせなどする機会も多いのですが、本当に芝居を愛して止まない事が分かります。
滝本さんが全精力を注ぎ込んだビーレッツの新境地、「中ノ嶋ライト」。
是非ともお楽しみください!

ますます面白くなっています。 キャスト陣だってキャラクター愛なら負けちゃいないぜ!どんどんチームプレーも向上中!
家族愛、兄弟愛、仕事への愛、もちろん作品への愛、いろんな愛があふれてます。江口洋介さんに、「そこに愛はあるのかい?」と尋ねられたって、「あるね!!」と即答出来る仕上がりになっております。
だって日々の稽古は、OH!ラブバトル!!「中ノ嶋ライト」!!

2/8から是非とも劇場へお出で下さい。

【中ノ嶋ライト 絵日記 10】
マーサさん参上 編○ 作・大田康太郎

先日、子供の頃の事を思い出した。夕方の再放送の「帰ってきたウルトラマン」を見ていた時の事、明日の予告編に衝撃を受けた。
「ウルトラセブン参上!」とナレーションの名古屋章さんが叫んだ。

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カッコいい!! 明日絶対見る、と思った。
こういう事はクリスマス前や大型連休前に必ず起こった。
仮面ライダーにも、事あるごとに先輩ライダーたちがピンチを助けにやってきた。ピンチを助けにくる姿は、素直にかっこいい。
だが僕が憧れたのは「参上!」である。

上手く説明出来ないが、ただ登場するのでなく、「参上!」と言うからにはそれなりにの現れ方をするもの。
マナーじゃないがTPOも抜群に良いのだ。

先日、「中ノ嶋ライト」の稽古場で、まさに「参上!」を見た。今回の公演で生演奏をしていただくマーサさんだ。
思い起こせば前回の「エピローグに栞を」の際の飯田マキトさんの初お目見えもそうだったなぁ。

本番まで時間も無い! 稽古しなければならない所も山積み! どうする? どうなる? ビーレッツ!?
そんな時に「待たせたな!!」と初お目見えだ。

そう、憧れの「参上!」だ。
もちろん、マーサさんは、コント赤信号のリーダーみたいな、こんな台詞はおっしゃらない。
静かに席につかれた。

おぉ、ここでもう一人の仲間が合流か!! 心強い!! まさに「愛しさと切なさと心強さと」だ。
あの歌は、こう言う時の事を歌っていたのだな。
ありがとう、TK!!

そしてマーサさんは、稽古を見て時々クスクス笑い、「面白かったわ!」と言って帰られた…まだまだ未完成な状態の芝居を見て。
この感想!! 今の我らには百人力!! …あぁ、観音様や…。

今回のビーレッツ公演も生演奏!!「中ノ嶋ライト」はマーサさんのピアノ演奏です!! マーサさんのファンの方も是非とも劇場にご「参上!」下さい。

B.LET'S第17回公演

【中ノ嶋ライト 絵日記 9】
永田涼香編 ○ 作・大田康太郎

永島さんとは何度も共演したと書いたが、「中ノ嶋ライト」の稽古場にはもう一人、何度目かの共演者がいる。

橘真由役の永田涼香さんだ。
僕は永田さんと三回目の共演となる、しかも連続。
これはご縁があるらしい。
とは言え、僕とは年齢が近い訳でもない。ピチピチのヤングだ。

なのに永田さんはしっかりしている。
所属している劇団、東京ハンバーグでの彼女を見た事があるが、凄くてきぱきと動く。
もし僕が永田さんと同じ年の頃なら、果たして同じ行動が取れるだろうか? ボブ・ディラン風に言えば、「友よ、答えはきっと風の中」だ。

彼女と仲良くさせてもらっていて思うのが、まさによく働き、よく学ぶ。

以前、彼女が言っていた、「芝居やってないと死んじゃうんで」。
そう、彼女は芝居を愛しているが故に、過密スケジュールに更なる新たな予定が入る。
事実、この「中ノ嶋ライト」の稽古をしながら、ダンス公演に出演していたのだから。

何が彼女をそうさせるのか?
分からない。
稽古場で彼女を見ている限り、彼女はキラキラ輝いてる。まぶしいくらいだ。
それは、若さ故なのか?
芝居にかける情熱故なのか?
それとも満ちあふれる生命力故なのか?
もしくはエスパー!? エスパーなのか!?

キラキラ輝く永田さん、でもそれだけではない彼女も、この「中ノ嶋ライト」で見られますよ!
2月8日から、是非劇場へ!

 

 

 

【中ノ嶋ライト 絵日記 8】
櫻井竜 編○ 作・大田康太郎

これも以前に稽古日記に書いてあったが、作・演出の滝本さんは若い男女のキャストがいるとキュンキュンした台詞が書きたくて仕方なくなるそうだ。

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僕と同世代の男はキュンキュンよりもキョンキョンの方が好きだと思うが、キュンキュンも嫌いではない。
…ただ縁遠いだけで。

「中ノ嶋ライト」の稽古でも、そんな光景を目にした。
また、彼はそんなシーンが違和感なく似合うんだ。

その方は久坂雄太役の櫻井竜さん。
同じ男性なのに何が僕と違うのか?

確かに櫻井さんは、僕のようにしょっちゅう路上で職務質問を受け、反社会的な行動をしてると決めつけられる事はないだろう。

お名前だって「竜(リュウ)」と書いて、「リョウ」と読む、女子を怖がらせない様にだろうか。なんという心遣い。
やはりバファリンのように、半分が優しさで出来ている男性だからキュンキュン可能なのだろうか?

この答えを導き出すのには骨が折れた。この絵日記の出演者のイラストの下書きをしてた時の事だ。
絵日記書いてて分かった事は、似顔絵ってシルエットとディフォルメが印象を決めるんだな、と。

そこで櫻井さんの下書きをしていると…、難しい。書いても書いても、櫻井さんぽくない。

櫻井さんを見つめた…。

あ!ビートルズ!!
笑点の山田君がいたズートルビでは断じてない!!
シルエットがビートルズなのだ!
書いてみた、しっくりきた、そして納得した。
五人目のメンバーだ!
櫻井さんはミュージシャン顔!
しかも今風のミュージシャン顔なのです!
あ、1人で興奮してすみません…。

確かに櫻井さんが高2男子なら、ドジをして自宅屋根の上で星空を眺めながら落ち込んでいる女子に、「どうした?」と違和感なく屋根の上に上がって来て、「どれ、歌でも歌ってやるか」と持参したアコースティックギターを爪弾いて女子のハートを癒してくれそうだ。
ん? こりゃどういう状況なんだ?
でもキュンとする。

同じ高2男子でも、川に石投げて何回跳ねるか?、に夢中になってた僕には決してときめかないだろう。

櫻井さんには、キュンキュン要素がDNAに刻まれているのだ。
稽古場で櫻井さんを見つめる、女性陣の顔がほころぶ訳だ。

そしてそれだけではない、櫻井さんのギャップも女子にはたまらないでしょう。

皆様、是非とも2月は劇場で、櫻井さんのバファリンぷりを確認してください!

 

 

 

 

【中ノ嶋ライト 絵日記 7】
中西浩 編○ 作・大田康太郎

「中ノ嶋ライト」の稽古を見ていて、ふと「お弁当の唄」を考えた。
「これっくらいの、お弁当箱に♪」って唄だ。

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あの唄の最後に「筋の通ったフ〜キ♪」って歌詞が登場する。
子供のお弁当にフキ?
渋すぎるチョイス。
フキなんて、大人になって好きになるものだろうに。

そう、大人にならないと分からない、出せない味と言うものがある。
それを見せてくれたのは中西浩さんだ。

今回の役柄のせいだろうか、中西さんから「政治家タイプ」の男の匂いが漂ってくるのだ。
否、政治家タイプの男が似合う、って事かな? でも、政治家タイプの男って?

例えば、源義経よりは源頼朝の方が政治家タイプ。それから高杉晋作よりは桂小五郎の方が政治家タイプ。
…皆さん、ついて来て下さい!

熱い理想は持ち合わせてるが、現実的に考える人。それを四角四面にやっちゃ駄目なのが大人。そして大人の必須アイテム、ユーモアを持ち合わせた中西浩さん。
ヒョウヒョウとしながらも、やる時はやる。ロジャー・ムーアの007みたいじゃないか!

そして大人の優しさも。
稽古が終わったあと、稽古場の鍵を閉めるまで、いつもさりげなく寄り添ってくれていることを僕は見逃してないですよ!

中西さんの人間らしさも優しさも、たっぷり見せてくれます「中ノ嶋ライト」。
女性陣の華やかさだけでなく、男性陣のアダルトな雰囲気にも注目ですー!!

 

 

 

中ノ嶋ライト 絵日記 6】
永島広美編○ 作・大田康太郎

劇団員になった僕が書くと手前味噌になってしまうがこの際堂々と紹介する。そして堂々と褒める。

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永島広美さんである。

永島さんとは何度目の共演になるのだろう?
感覚としては戦友。ドラゴンクエストみたいな世界なら、旅の仲間。家族とも友達とも違う感情を抱いてる。

永島さんの第一印象は、中森明菜だった。

百恵ちゃんでもミポリンでもなく、中森明菜さん。アウトローっぽいって事…?そう、赤いシリーズやビーバップでなく、少女Aって事。20代のあなた分かるかな…? 確かにそう言う陰の役はハマるでしょうね。眼力も強いですし。大きくてクリクリした可愛らしい目なんですけどね。

しかし僕が好きな永島さんの一面は陽の部分。実際、とても気さくだし、気遣いだし。人見知りの僕もすぐに仲良くなれた。永島さんがいると稽古場が和むもの。ムードメーカー。まさに「例えば〜君がいるだ〜けで〜♪」、明菜ちゃんが出てたドラマの主題歌だね。

永島さんが、陰でなく陽の役をやられるとパッと華やかになるし。「まるでヒマワリの様な子やで…」とも書いた事あったな。こちらが本当の永島さんに近いと思っているのだが…。

今回「中ノ嶋ライト」の永島さん役はまさに「希望」。中ノ嶋ライトと皆にとっての。中ノ嶋ライトを希望の光で照らしておくれよ!!

 

 

 

【中ノ嶋ライト 絵日記 その5】山本麻貴編
作・大田康太郎

「中ノ嶋ライト」の稽古で羨ましい人を見つけた。昔からの小心者の僕にとっては憧れすら感じる、舞台上では度胸満点なんですから。

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その方は、中嶋理沙子を演じる山本麻貴さんです。

何と言っても山本さんは堂々として見える。潔い、見ていてこちらが気持ち良くさえなってしまう。まぁ、舞台にまで出て行ってモジモジしてる方がおかしいのだが、それがなかなか堂々するのが難しいのでありますから。俳優なのにです。

なら何故に山本さんは…?

そう言えば、京都から来られた、とおっしゃってた…。そう、きっと京女だからだ!京女は強い!! 凄く強い!! お一人、心当たりがある!!

京女のDNAを持っているから度胸満点…なんかな?

稽古を見ていて、山本さんの羨ましい点をもう一つ発見した。
ヒョウヒョウとしているのだ。本当にヒョウヒョウとした人なんて、オヒョイさんこと藤村俊二さんしか見た事がない。これは、出そうと思って出せる雰囲気ではない!!

…力説してしまった。

しかし、きっと山本さんは、私は度胸満点でもないし、ヒョウヒョウともしてない、とおっしゃるだろう。
稽古場で作・演出の滝本さんとのやり取りを聞けば分かる。とても繊細だ、女性らしい。きっと隠れての努力!世間一般の想像する京都の女性のイメージだ!

京女、やはり期待を裏切らない…。

またまた力説してしまいましたが、確認したところ実は大阪府出身の山本さん。
大阪生まれの京女(京育ち女)らしい繊細なお芝居を堪能してくださいー!

 

 

 

【中ノ嶋ライト 絵日記 4】
変わらなきゃ 編○作・大田康太郎

甲子園ではないが、舞台には魔物が住んでいる、なんて事を聞いた事がある。
こんな事も聞いた事がある、「芝居は生き物」。日々変わっていく稽古場でもそれを感じている。

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今回の「中ノ嶋ライト」は再演です。

ですが、台本は改訂されております。
初演時に好評を得た台本は、何故に書き直すことになったのか?

「唄は世につれ、世は唄につれ」なんて言いますが、まさに芝居も。

「中ノ嶋ライト」の初演は震災の頃だった。しかし、あれから時は流れ、状況は変化し、解決されてるはずの問題もまだまだ手付かずだったりしたりしている。

そうあの時のままではいられないのだ。
昔、車のCMでイチローさんも言っていた、「変わらなきゃ」。
相川七瀬さんも言っていた、「夢見る少女じゃいられない」。

そうして書き直された、新「中ノ嶋ライト」を見て僕がふと思い浮かんだのは、そのとき観たばかりの「シンゴジラ」だった。ファンの皆さますみません!…だけど思ったんだから仕方がない。

もちろんゴジラは登場しない。

しかし考えれば何かしら共通点はあるかも?? 突如現れた大きな問題に対して、登場人物が、各々の思惑を持ちながら、考えて、行動し、その中で生まれる人間ドラマ…抱える問題は彼らからすればゴジラ級の大問題かもしれない。

何せ登場人物の明日がかかっている。「中ノ嶋ライト」の未来が!! そう考えると登場人物はゴジラ級に怖いはずだ。
つまり個人的には改訂された今回の作品を「シン中ノ嶋ライト」と言いたい。(重ねて言いますが、極めて個人的な意見です‼︎)

オリジナルでは描かれなかったシーンも追加され、よりリアルで重厚になった「中ノ嶋ライト」。
じゃあ前よりシリアスになっちゃったの!? ってことはありませんのでご安心を。
初演を観た人も、観てない人も楽しめる内容です!

それとくれぐれも念を押しておきますが、「中ノ嶋ライト」にもちろんゴジラは出てきません。あしからず。

 

 

 

【中ノ嶋ライト 絵日記 その3】
酒井孝宏編 作・太田康太郎

この感情は何だ? これが恋か!?

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そう疑ったは稽古場での事。「中ノ嶋ライト」で橘義幸を演じる酒井孝宏さんを見ている時だ。告白すると、酒井さんのを見ていると安心する、つい目で追ってしまう…やはり恋か!? 落ち着け、考えろ。

まず酒井さんはシュッとしてる。そりゃ池袋出身の都会育ちだもの。池袋と言えば「池袋ウエストゲートパーク」…とはいえ酒井さんは「ブクロ最高!」と叫びそうにはない。
酒井さんはなんといっても礼儀正しいジェントルマンだ。

そして手が大きい! 稽古場でも話題になっていたほど。私からするとこれが本当に大きな手で、それを前にすれば誰でも「死亡遊戯」に出てくるジャバールを見るブルース・リーの心境になること請け合い。手が大きな男性って強そうで頼りになりそうだもんな。
ってことはやっぱりこの気持ち…?

いや、もう少し冷静になってみよう。酒井さんをなぜこんなに頼りにしてしまうのか。ルパンの次元か2号ライダーか、それぐらい心強いと思ってしまう。
そうだ! 以前のビーレッツ公演で、舞台監督やってもらって大いに助けてもらった!おお、だから酒井さんがここにいるだけで安心するのか。思い出した。

少し寂しい気もするがどうやら私の気持ちは恋ではないようだ。しかし心の安らぎを求めて、これからも変わらず目で追ってしまうだろう。

今回は俳優さんとしてお世話になります! ビーレッツは初参加、不器用な男であり父を演じます酒井孝宏さんにどうぞご期待ください!!

 

 

 

【中ノ嶋ライト絵日記 その2】
川口雅子編 作・大田康太郎

立ち稽古に入って6日目。
キャストの皆さんも固さは抜け、慣れてきたように見える。

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そうなると各々の隠れていた一面が見えてくるものだ。へー、こんな一面もあったんだって。こうやって人はお互いに知り合っていくんだなぁ…なんてしみじみと。

そこで目に入ってきたのが、松井ミチル役の川口雅子さん。
猫の目のように変わる川口さんの表情…。その喜怒哀楽を見ていると面白い。「女は皆、役者」なんて言葉を聞いた事あるが、納得してしまうなあ。

「中ノ嶋ライト」では彼女の様々な表情を見ていただけると思います。水面下で繰り広げられるキャスト達の攻防をお楽しみください!!

 

 

 

【中ノ嶋ライト絵日記 その1】
渡辺啓太編     作・大田康太郎

 

2017になりました。B.LET'Sは「中ノ嶋ライト」2月本番に向けて絶賛稽古中です。

5日、稽古初め。まだまだ序盤、一場の立ち稽古をしました。暮れの最終稽古でようやく「もう台詞を入れて良いよ」の合図をもらいました。

そんな中、印象に残ったのが彰役の渡辺啓太さんのズッコケ。...
ズッコケって最近言いませんね。例えるなら吉本新喜劇でやってるアレに近い…のかな?

渡辺さんは関西出身ではありませんが、見事なコケを披露。作、演出の滝本さん始め、コケには目のこえた関西の人たちから見ても面白いと言う事は、ズッコケタイミングのクオリティが高いこと間違いなし。

確かにズッコケる度に、漫画みたく彼の背にズコーッ!!と言う文字が浮かんで見える。忍者ハットリ君か、なぜか笑介か。レッツセイヤングの太川陽介さんばりに見事です。きっとお若い方には意味不明ですね…。

そんな渡辺さんの姿に、東宝映画のサラリーマン喜劇の頃の高嶋忠夫さんの姿と重なって。コケる度に昭和の風が吹いてくる! ハツラツとしているが、なぜかラブラドールレトリバーを思い出さずにはいられない愛らしさをも持ち合わせている渡辺さんだからこそ出来るコケなのでしょう。

本番の頃には、更なる高みのコケを。もちろんズッコケ以外の姿も渡辺さんは見せてくれると思います。
是非とも2月は劇場にお出で下さい。
お楽しみに。